- 採用情報
- 2018.12.15
VIETNAM = 越南 = ベトナム
当社にもベトナム人留学生が働いています。話だけでは伝わらない?「現地」・「現物」・「現人」の大切さを体験する為に海外研修視察「ベトナム最新流通・物流視察会」に参加して参りました。
首都ハノイから南部ホーチミンの約7ヶ所の施設を視察させて頂きました。
空路 約5時間にてハノイに到着です。日本との時差マイナス2時間。現地の気温は26℃・湿度99%で蒸し暑い気候でした。ベトナムの移動手段は、約90%がバイクで自動車は10%です。以前に比べると自動車が増えたそうです。ちなみにバイクはホンダ車、自動車はトヨタ車が多く乗られています。すべて日本から部品等を輸入して製造されています。
当社の創業に大きな影響があった名糖運輸様(メイトウベトナム)
低温物流事業を展開すべく、平成26年6月にToda Industries Corporationとの合弁会社 MEITO VIETNAM CO. LTD.を設立し、冷凍冷蔵倉庫を運営しています。
同国での冷凍冷蔵食品市場が拡大することを予測。事業展開のセカンドステップとして、第二冷凍冷蔵倉庫を増設をされたそうです。
将来的にはチルド配送を行いたいが未だ各家庭に冷蔵庫がない。食品購入の殆どが市場での購入で冷蔵保管の概念がないのが現状です。
商業の街ホーチミンに事業進出。貿易港に近く輸出入品を保管して国内配送を行っている。北のハノイ方面に関してはインフラ設備が整っていないため、南部ホーチミンを中心に低温物流事業を展開しているそうです。
天井が高いのも特徴です。当社のセンターよりも5mは高い?建築基準の違いかフォークリフトのマストも違います。
従業員は、現地の女性が多く男性よりも主力である。現地の同業会社は、従業員の確保等に苦労しているがMEITO VIETNAMでは離職率が低いとの事でした。
スーパーマーケットのVin Martを店舗視察させて頂きました。日本にあるスーパーマーケットとアメリカのコストコを合わせた様な店舗でした。ベトナムの移動手段が殆んどバイクであるために大量購入はできない模様。常温品はセンターから搬入が多く常温の一部と冷凍冷蔵品は、メーカーからの直接の搬入となっているそうです。
首都ハノイは政治的な街で南部ホーチミンは商業の街である。人口は首都ハノイよりホーチミンの方が多いそうです。首都ハノイから南部のホーチミンまでは、約1,800kmあり日本の青森から鹿児島までの距離に値します。平均年齢約30歳の若い国である事を知りました。
海外研修に参加させて頂き、ありがとうございました。貴重な体験をさせて頂きました。海外研修に向かう前に目的をもって参加する事を意識し、ベトナムを知る事を第一に考えて視察させて頂く事が出来ました。充実した4日間の研修で体重も少し増えました。
ベトナムの一般家庭の月収は日本円で約5万前後であり夫婦共働きでの所得です。バイク・自動車・家電は日本製の物が多く、ベトナム国民は日本での勉強や就職・移住を希望する者が多いとの事でした。物流を知る:インフラ整備や物流施設が不十分である事。高速道路もなく鉄道も単線で首都ハノイからホーチミンまで移動に2~3日間かかります。最近ではスーパーマーケットやコンビニの出店が増えてきましたが、未だ国民は市場で買い物する事が主流となっています。又、移動手段が主にバイクの為、数多くの物が買えないのも現状だそうです。各家庭に冷蔵庫を保有している家庭が少なく日本のように生鮮食品を冷凍冷蔵で保管する概念が無い事です。平均気温25℃から35℃の国でも肉や魚を常温で販売している事から冷凍冷蔵車での配送はこれからだと実感致しました。
日本では就労人口の減少が問題視され、官民合わせて外国人の労働力に期待しているところがあります。移動中の会話で管理者と従業員のコミュニケーション不足が離職の一因であることを考えさせられました。国籍を問わずコミュニケーション不足が離職に繋がる事も考えられます。良好なコミュニケーションを築き、より良い職場環境の構築に今回の研修を生かして参ります。
Writer(研修参加者)西條雅人でした。